供養に関する豆知識ブログ

知っておきたい「納骨」の流れと費用

■「納骨」っていったい何?どんなことをするの?

葬儀関連のキーワードには、普段あまり知られていないものが少なくありません。

その中でも「納骨」はポピュラーなキーワードとして知られています。

納骨とは亡くなった方の遺体を火葬した遺骨を骨壺に入れたものをお墓や納骨堂に納めることです。

九州地方、特に福岡ではお寺に墓地がなく、隣接する納骨堂に納める場合が多くなっています。

納める場合には、それぞれの宗派に従った納骨式を行うことが多いです。

ただし、仏教以外は明確な定義をされておらず、キリスト教や神道の場合はそれぞれのミサや霊祭の折に行うことが大半となっています。

■「納骨式」はどんな流れで行われるの?

仏教の場合は四十九日の法要をお寺や別の場所で済ませてから墓地、あるいは納骨堂に向かい、行われます。

僧侶が遺骨を納める前と後に読経し、遺族たちが焼香を済ませる流れです。

地域によっては卒塔婆をお墓に置くこともありますが、九州、特に福岡では行われません。

キリスト教の場合はカトリックなら神父、プロテスタントなら牧師が聖書を読む声に合わせて遺骨が納められます。

納めた後、焼香の代わりに献花を行う流れです。

神道の場合は遺骨をお祓いして祭祀をあげ、収め終わったら焼香や献花の代わりに玉ぐしをささげます。

無宗教の形は特に儀式を行う必要はなく、遺骨を納める形です。

どの宗教の式でも、平均的に2時間前後かかるので、仕事や学校がある場合は時間を空けておきましょう。

■式にかかる費用はどれくらい?

式にかかる費用としてはお布施と納骨作業・彫刻台費、供花・供物代、食事代となることが一般的です。

お布施に関しては仏教の場合、お車代という名の交通費を含めて2万円から4万円前後だといいます。

ただし、10万円程度納める風習の家族もいるため、事前に確認してから用意してください。

神道の場合お車代を含め4万円から6万円前後です。

キリスト教の場合はお車代含めて4万円前後が相場となっていますが、遺骨を納める場所によって多少費用が変わります。

納骨作業や彫刻台は墓地の場合石材店に支払う費用です。

平均的に3万円から6万円前後かかります。

墓前に供える供花や供物代は花が2,000円を1対ずつ、お供え物は数千円のお菓子が主流です。

納骨した後食事会をした場合、1人あたり数千円程度かかりますので、合計すると数十万円程度がかかる費用といえるでしょう。

■どんな服装で出席すれば良い?

基本的にはブラックフォーマルで参列したほうが良いでしょう。

男性は黒のスーツに白いシャツ、黒のネクタイが基本です。靴も黒に統一してください。

女性は黒のワンピースなどのブラックフォーマルを身に着けることが一般的です。

薄化粧にして時計や結婚指輪、真珠のネックレスやピアス以外のアクセサリーをしないように心がけてください。

仏式では数珠を持参しましょう。ただし、仏教でいうところの四十九日よりも後に式が行われる場合、略式の喪服で構いません。

■注意するポイントはある?

納骨式に参列する場合は、案内状が来たらすぐに出欠の返事を出しましょう。

遺族は出席を把握することが必要であるため、早めに出欠の返事を出してください。

小学生以下の子どもは、できたら誰かに預けていきましょう。

ただし、祖父や親族でかわいがってもらった人などが亡くなった場合は、生死について教える大事な機会なので、学業に差し障りなければ連れて行ってください。

香典は亡くなった人とどれくらい親しかったかによりますが、5,000円から1万円程度包む場合もあります。

遺族によっては遠慮する場合もあるため、出欠の連絡が来た時点で確認しましょう。

香典を遠慮する場合、供物や供花を用意しても良いか確認し、許可を得て持参してください。

なお、納骨式後の食事会は折り詰め弁当で省略される場合もあります。

持ち帰るときに袋があれば良いですが、なければマイバッグを持参していくと中身が見えなくて良いでしょう。


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